在宅血液透析とは
病院で治療するのではなく、患者さんがご自宅で行う透析方法です。
透析の準備から針刺し、終了までご自身が行なう必要がありますが、それによるメリットもたくさんあります。
自分の生活リズムに合わせて治療を行えることはもちろんですが、1カ月間に行える透析の回数が自由、ということも大きなメリットになります。
これにより忙しい日は短時間、時間に余裕があるときは長めに、とういうことも可能になりますし、週あたりの透析時間を増やすことによる体調の改善と維持が期待できます。
在宅透析に必要な機器や材料は病院が貸出しますので、これによる患者さんの負担はありません。
在宅血液透析の長所
- 自分の生活リズムに合わせて透析をすることができ、社会復帰しやすくなります。
- 透析回数や1回の透析時間に制限がないため、透析の量を自分に合わせて調節できます。
- 透析量の調節により検査データおよび体調の改善が期待できます。
- 病院への通院が月1~2回になり、時間的制約が少なくなります。
在宅血液透析の短所
- 透析についての知識、技術を習得する必要があります。また、介助者も必要となりますので、在宅透析準備期間にはご自身とともに介助者のトレーニングが必要です。
- 緊急時には専用の電話回線を使用していますが、不安が全くないとは言い切れません。
- 在宅透析に使用する電気、水道代金は患者さん負担になります。
在宅透析を始めるには
医師との面談後に在宅透析が可能か判断します。
○判断基準はおよそ以下の基準です。
- 介助者の協力が得られる方。
- 透析を安定して行なえないような合併症をお持ちでない方。
- 自己管理のできる方(自己穿刺、自己抜針を含みます)。
- 月々の費用(電気、水道代)を自己負担できる方。
以上のことをご理解の上、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
導入の様子
- 在宅透析のトレーニング 1
- ここをこーやって、こーやって・・・
- 在宅透析のトレーニング 2
- 設定を慎重に・・・
- 在宅透析のトレーニング 3
- うんうん、なかなか慣れてきましたね (^^
- いよいよ在宅透析 1
- 落ち着いて始めましょう。
そこをテープで止めてくださいね。
- いよいよ在宅透析 2
- なかなかの手つきです。
もうプロも顔負け?
- いよいよ在宅透析 3
- 一緒にポーズ(ちょっと照れますが)