カテーテルアブレーション治療
カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)とは、不整脈の原因となる心筋の部位を高周波により変性させ、不整脈を根治する治療法です。
カテーテルの挿入は、標準的には大腿静脈と内頸静脈から行い、症例によって(左心系に病変がある場合)大腿動脈を追加します。
主な適応疾患
- 発作性上室性頻拍(PSVT)
- WPW症候群
- 心房粗細動
- 心室頻拍
電気生理学的検査
電気生理学的検査によって不整脈のメカニズムを調べ、アブレーションを行なう至適部位を探し治療を行ないます。
- 異常細胞の自動能
- triggered activity (撃発活動)
- リエントリー
治療を行う場合、Ⅰ・Ⅱは異常な興奮を起こす病変部を、Ⅲではリエントリー回路を断ち切る部位を標的にします。