薬剤管理課理念
- 常に患者さん目線に立ち、患者さんに身近な薬剤師として薬の総合管理をいたします。
薬剤管理課目標
- 薬に対する理解を深め疑問点解消のため、患者さん目線による質の高い服薬指導を実践いたします。
- 患者さんに最善な薬が提供できるよう、病棟における薬剤業務を充実いたします。
- 薬のプロフェッショナルとしてチーム医療に参加し、適切な薬の選択ができるようにアドバイスします。
薬剤管理課の業務
当院では患者さんの身近で行う病棟薬剤管理業務や服薬指導業務などに力を入れています。それらに並行し、外来の調剤業務や薬剤情報提供業務なども行っているため、病院における薬剤師の業務がほとんど体験できる貴重な医療施設です。このような特徴を生かし、若い薬剤師のスキルアップを積極的にバックアップしております。
また、教育課程が修了し、業務遂行に一定の技術力が備わったと認められた者には、医薬品管理の責任者として関係施設のクリニックに派遣するなど、さらなるスキルアップの機会を設ける仕組みも講じられています。
①病棟薬剤管理
病棟薬剤業務実施加算の施設基準の届出をし、2つの病棟に専任薬剤師を週あたり20時間以上配置しています。
専任薬剤師は、投薬や注射の状況管理、医薬品の安全性情報の把握と周知、入院時持参薬の確認と服薬計画の提出、多剤同時投与時の相互作用確認、ハイリスク薬の投与前説明、薬剤の流量・投与量の計算(薬物血中濃度解析など治療モニタリング)などを実施するために、医薬品のプロフェッショナルによるハイレベルな医薬品の提供と管理を行っています。
②薬剤管理、服薬指導
薬剤管理指導料の施設基準の届出をしており、入院している患者さんに処方されている医薬品の情報を幅広く管理し、患者さん個々の副作用やアレルギー歴なども詳細に分析して、より安全で治療に有効な薬の提供を行っています。
薬を処方された患者さんの状態を正確に把握するために、週1回以上ベッドサイドに赴き、患者さんの身近で薬に対する副作用などが発生していないか、詳細に聞き取りをし、入院生活に対する疑問などの相談にも対応しています。
また、医薬品情報管理室(DI室)に常勤薬剤師を配置して、使用している医薬品の副作用情報など、製薬会社、行政機関など多方面からのさまざまな情報を総合的に把握・分析し、いち早く院内の医師などに情報提供して、予期せぬ医薬品事故などにも防止する体制を整えています。
③注射薬等の供給
注射薬は迅速な効果が期待できる半面、大きなリスクも負っています。注射薬の中には混注すると混濁したり効果が落ちてしまうものもあるので事前に薬学的に相互作用を確認し危険を防ぎます。
そのため院内の処方薬は緊急時を除き注射薬も処方箋により管理されていることから、処方内容、特に用量、経路、速度、期間などを細かくチェックして、安全で確実な注射薬の提供をしています。
④調剤
当院では、入院患者さんに限らず外来患者さんの内服・外用薬も全て院内調剤しています。
調剤時には処方箋の内容を細かくチェックして、疑問があればその場で処方医に確認して、医師と患者さんを直接パイプでつなぎ院内調剤だから出来る正確な調剤を行っています。
数多くの薬が処方された場合には、飲みやすいように一包化にして、薬の飲み間違えが無いような工夫もし、薬は薬剤師が患者さんに直接手渡しして、飲み合わせの確認や飲み方の注意事項の説明など、薬剤情報の提供もきめ細かく行っています。
⑤医薬品の管理
手術等で使われる麻薬や血液製剤などは使用状況や在庫管理が厳格に求められています。
また、病棟において配置されている医薬品にも麻薬や劇薬に分類されるものもあり、これらに留まらず病棟、外来、救急処置室、病院所有の救急車(ICUカーと呼んでいます)、訪問・巡回診療に持参するものまで、あらゆるところに数多くの医薬品が配置されています。
院内において、何時如何なるときにも質の高い医療サービスが提供できるように、医薬品の不足や期限切れの管理を迅速に正確に行っています。
⑥勉強会・研修会
患者さんへの治療がより安全なものとなるよう、院内のICT(感染対策委員会)、NST(栄養サポートチーム)、安全衛生委員会、褥瘡委員会、医療安全委員会などに参加しています。また、薬剤師としての最新の知見を身につけるため、当院では各種認定薬剤師や専門薬剤師の資格取得を積極的に取り組んでいます。
各種認定取得
- 日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師
- 日本薬剤師会研修センター認定薬剤師
- NST専門療法士
- スポーツファーマシスト
- 日本禁煙科学会禁煙支援士
- 実務実習指導認定薬剤師
ご案内
薬剤管理課パンフレットです(画像をクリックするとPDFが開きます)。
奨学金制度について
沼田脳神経外科循環器科病院では、薬剤師の資格取得をめざす方の勉学と学生生活を援助するため、奨学金制度を実施しています。
詳細については、輝城会グループ『採用情報』をご覧下さい。
⇒ 輝城会グループ『採用情報サイト』 就業支援(新しいタブで開きます)