医療安全管理とは

 医療の質の向上と安全の確保は、私たち医療者が取り組む最優先課題です。患者さんの安全を守り、高度な医療を真心を込めて提供させていただきます。更なる安全を推進する医療安全管理室と医療安全管理委員会メンバー35名がそれぞれの役割を遵守し、地域の皆様から信頼かつ求められる人材になれるよう今日も元気に医療安全活動をしています。


医療安全管理室の活動

「院内巡視チーム」
  • チームリーダーを中心として、KYTチームと交互に隔週で院内を巡視します。前回問題となった箇所の改善が出来ているか、新たな問題となっている箇所が発生していないかなど、各部署のリスクマネージャーによる複数の眼と違った視点で問題点を抽出します。
  • 公正で良質な医療の提供を目指し、職員に改善のための助言や指導を行い、その結果から達成度の報告をします。
  • 院内巡視活動中に職員が患者さん・ご家族さまのご意見を伺うことがあります。何か不備がありましたら、ご遠慮なくお申し出下さい。

「KYTチーム」
  • チームリーダーを中心として、院内巡視チームと交互に隔週で院内を巡視します。そして、院内巡視チームと互いに刺激し高め合っています。
  • 危険(K)、予知(Y)、トレーニング(T)をすることで、危険を予知・予測する能力を高め、危険に対する感受性を磨いています。患者さんの安心で安全な医療を保障する義務に加え、「職員を守る」ということも念頭に置き、職員が安心して日々の業務が行えるように、「医療安全」の活動に全力で取り組んでいます。
  • 改善場所を写真に収め、ファイリングして改善事項を指導し、改善結果やその後の経過も確認しています。

「医療安全による研修」
  • 全職員を対象に年2回の医療安全研修を行っています。
  • 新入職員は入職者オリエンテーションにおいて「医療安全に関する基本的な考え方」「組織体制」などをテーマにそれぞれ1~2時間程度の勉強を行っています。

「委員会」
医療安全管理委員会(月1回)
院長をはじめとする医療安全管理委員会メンバーで、事例検討、各部署の問題の報告・対策検討等を行い、今後の課題などの意見交換を行っています。

医療安全管理指針

1.基本理念

 医療の現場では、その従事する上での僅かな不注意や、或いは些細な判断ミスによって、医療上予想されない状況や、望ましくない事態を引き起こし、患者さんの健康や、場合によっては生命を脅かす結果を招くことがある。
 我々医療従事者には、第一に患者さんの安全を確保し、患者さんが安心して医療を受けることが出来る環境を維持する義務と、そのための不断の努力が求められている。
 また、それが単独であれ重複であれ、小さな過ちが医療事故というかたちとなることで患者さんに実害を及ぼすことのないように、日常診療の過程において、二重、三重のチェックポイントを設け、医療安全に向けた行動における病院全体的な仕組みを構築することが重要である。
 本指針は、この「患者さんの安全こそが他の何よりも優先される」という考え方の下に、それぞれの医療従事者の個人レベルでの事故防止対策と、施設全体に渡る組織横断的な事故防止対策の二つの対策を確実に推進することによって、医療事故の発生を未然に防止し、患者さんが安心して安全且つ高度な医療を受けられることを目標とする。
 当院においては、病院長のリーダーシップの下、あらゆる職種においてそれぞれの立場からこの問題に真摯に取り組み、患者さんの安全を確保しつつ必要な医療を迅速に提供していくという使命に、職員一人一人の不断の努力を要請するものである。

<当院 医療安全管理指針 1-1基本理念 抜粋>

2.医療安全管理のための組織及び体制

 当院における医療安全対策と患者さんの安全確保を確実に推進するために、本指針に基づき当院に以下の役職及び組織等を設置する。

  1. 医療安全統括管理者(ジェネラルリスクマネージャー(院長))
  2. 医療安全管理者  (チーフリスクマネージャー(原則 看護師))
  3. 医療安全管理委員会
  4. 医療に係る安全確保を目的とした報告
  5. 医療に係る医療安全管理のための研修

 

  1. 医療安全管理者・医療安全統括管理者は、病院長から委譲された権限に基づき医療安全管理体制を推進する。
  2. 医療安全管理を総合的に企画、実施するために「医療安全管理委員会」を設置し、各部署、各部門のリスクマネジャーで構成し、医療安全管理の現場責任者として実効ある活動を行う。
  3. 万一医療事故が発生した場合に対応するため、「事故処理・調査委員会」を設置する。医療事故の事実関係の確認調査や再発防止等について検討し、組織としての対応を示す。

3.報告等に基づく医療安全確保を目的とした改善方策に関する基本方針

  1. 医療安全管理対策会は、医療事故防止の具体的な要点を定める「安全対策・事故防止マニュアル」を作成し、全部署に備え付け活用を推進すると共に、必要に応じて適宜見直し修正を実施する。
  2. 医療事故の発生する危険性のあった事例については、速やかに対応措置をとる。所定のルールにより、確実で迅速な報告を医療安全管理員会に報告する。報告内容について、事実関係の把握、原因分析調査を行い、改善防止策を立て周知徹底する。また、改善策が有効に機能しているか点検・評価し、必要に応じて見直しを図る。

4.医療に関わる安全管理のための職員研修に関する基本方針

 医療事故防止に係る職員の意識改革と安全管理意識の高揚並びに医療資質の向上を図るため、全職員を対象とした教育・研修を年2回以上する。

5.医療事故発生時の対応に関する基本方針

  1. 第一に患者さんの生命安全及び健康を最優先する。
  2. ご家族への連絡・説明を迅速に、主治医または上長医師が事実を説明する。
  3. 事故の状況は経時記録を行い、事実のみを客観的かつ正確に記録する。また、事故の状況や説明内容、家族の反応を詳細に記録する。
  4. 定められた報告ルートに則り、医療安全管理者及び病院長へ報告する。病院長は必要に応じ、関係機関への報告・対応を行う。
  5. 事故が発生した場合は、速やかに原因の究明、今後の対応策を検討するため、事故処理・調査委員会を設置する。委員会は医療安全管理室構成員に加え、関係部署の所属長等で構成され、病院長が招集する。また必要に応じ、外部の専門家を加え、客観的な判断を加えることに努める。

6.患者等に対する当該指針の閲覧に関する基本方針

 本指針は沼田脳神経外科循環器科病院ホームページに掲載すると共に、患者さん、ご家族から閲覧の求めがあった場合はこれに応じる。
 また、「患者サポート相談窓口」を設置し、患者さん及びその家族からのご意見を真摯に検討し医療安全管理に反映するよう努める。

患者さん・ご家族の方へのお願い

医療の安全を守るため、下記のことについてご理解とご協力をお願い致します。

  • 医療者と協力し、自らの医療に積極的に参加して下さい。
  • 健康状態及び変化は、速やかに正確に医療従事者にお伝え下さい。
  • 薬や食べ物でアレルギーがある場合はお知らせ下さい。
  • 他院でお薬が出ている場合はお知らせ下さい。
  • 検査や治療などの医療行為は、十分な理解と合意の上でお受け下さい。
  • 納得できないことや、理解しづらいことは遠慮せずに医療従事者にご質問下さい。

2016年 4月改定 医療安全管理委員会

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