令和6年度 沼田脳神経外科循環器科病院 病院情報の公表
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞のICD10別患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | – | – | 10 | 19 | 60 | 121 | 211 | 520 | 589 | 237 |
【指標2】診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
当院の入院医療費は入院1日あたりの定額支払い方式で計算しており、これはDPC(診断群分類別包括評価)と呼ばれる方式に基づいてます。医療資源を最も投入した傷病名をもとに1日あたりの基本額が決まり、さらに診療行為(処置・手術等)等を加味しています。傷病名のそれぞれの分類に14桁の数字または「x」で構成されるDPCコードが割り振られています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x40x | 脳梗塞 脳保護剤投与 副傷病なし | 186 | 22.11 | 16.89 | 31.72% | 76.04 |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 49 | 4.45 | 4.67 | 4.08% | 69.84 |
010060xx99x20x | 脳梗塞 リハビリ 副傷病なし | 37 | 24.84 | 16.94 | 56.76% | 79.24 |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術・処置等なし 副傷病なし | 34 | 6.94 | 7.99 | 2.94% | 68.00 |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫 手術・処置等なし 副傷病なし | 31 | 25.19 | 18.68 | 48.39% | 73.19 |
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全 転院以外 | 81 | 21.67 | 17.33 | 17.28% | 84.54 |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 | 65 | 2.40 | 3.07 | 0.0% | 68.31 |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル治療(PCI) | 29 | 3.21 | 4.18 | 0.0% | 70.76 |
050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 | 29 | 2.00 | 2.66 | 0.0% | 71.55 |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 ペースメーカー手術 副傷病なし | 24 | 14.63 | 9.59 | 0.0% | 81.08 |
また、手術適応とならない心疾患(慢性心不全等)に対する内科的治療も行っています。急性発症の心大血管疾患、心大血管疾患に対する手術後、および慢性心不全等のため日常生活能力が低下している方に対して早期から心大血管リハビリテーションを実施しています。週1回多職種によるカンファレンスを行い、社会復帰に向けて早期退院・転院援助を行っています。
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
0400802499x0xx | 肺炎 手術・処置等なし | 15 | 15.60 | 16.40 | 6.67% | 87.40 |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 15 | 13.93 | 13.66 | 0% | 79.73 |
110280xx9900xx | 慢性腎不全 手術・処置等なし | 14 | 11.00 | 11.35 | 0% | 71.07 |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 10 | 14.60 | 10.26 | 0% | 76.80 |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー検査 | – | – | 2.02 | – | – |
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900x0 | 心不全 手術・処置等なし 転院以外 | 49 | 16.39 | 17.33 | 36.73% | 87.22 |
0400802499x0xx | 肺炎 手術・処置等なし | 17 | 16.59 | 16.40 | 17.65% | 88.94 |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー検査 | 16 | 2.00 | 2.02 | 0% | 58.75 |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 15 | 12.60 | 10.26 | 26.67% | 82.80 |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 13 | 15.46 | 13.66 | 23.08 | 86.54 |
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
大腸癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
乳癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
肺癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
肝癌 | – | – | – | – | – | – | – | – |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
しかし、当院では人間ドックや癌検診も積極的に行っており、さらに入院時には胸腹部CTを始めとした全身検索を行っています。ここで見つかった癌については部位や進行度に応じて専門的治療を受けられる医療機関へ紹介しています。患者数が10件未満の項目は「-」と表示しています。
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | – | – | – |
中等症 | 25 | 14.16 | 80.28 |
重症 | 13 | 19.23 | 85.92 |
超重症 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
【指標5】脳梗塞のICD10別患者数等
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 299 | 27.13 | 77.74 | 39.24% |
その他 | 17 | 4.94 | 83.53 | 0.63% |
当院では脳梗塞に限らず緊急性の高い急性期病変に対して、24時間365日対応可能であり、常時CT、MRI、脳血管撮影、心臓カテーテル検査、脳波、エコー検査を行うことができ、緊急手術も24時間可能です。脳梗塞に対しては、病態に応じて血管内治療(血栓回収術)、血栓溶解療法(t-PA治療)、脳保護剤(エダラボン)投与、高気圧酸素療法、早期からリハビリテーションを行っています。
【指標6】診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 36 | 0.92 | 14.72 | 16.67% | 78.17 |
K1781 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | – | – | – | – | – |
K609-2 | 経皮的脳血栓回収術 | – | – | – | – | – |
K1642 | 頭蓋内血腫除去術(開頭・脳内) | – | – | – | – | – |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭・硬膜下) | – | – | – | – | – |
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 |
---|---|---|---|---|---|---|
K5492 | ステント留置術(不安定狭心症) | 30 | 0.20 | 13.27 | 0% | 68.10 |
K671-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 24 | 0.00 | 1.00 | 0% | 72.33 |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 21 | 0.00 | 23.29 | 14.29% | 72.57 |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 21 | 1.33 | 6.24 | 0% | 71.14 |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 20 | 3.60 | 12.85 | 10% | 79.10 |
【指標7】その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | – | – |
異なる | 10 | 0.56 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | – | – |
異なる | – | – |
患者数が10件未満の項目は「-」と表示しています。
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」 以上の手術を施行した退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が 実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した 患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
18 | 14 | 77.78% |
予防策実施率のうち60歳以上は78.5%(前年度86.3%)となっています。
【指標2】血液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
344 | 137 | 39.83% |
【指標3】広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に 細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
---|---|---|
151 | 108 | 71.52% |
【指標4】転倒・転落発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) | 転倒・転落発生率 |
---|---|---|
27664 | 93 | 3.36‰ |
【指標5】転倒転落 によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
27664 | 1 | 0.04‰ |
【指標6】手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が 実施された手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的 抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌投与率 |
---|---|---|
60 | 37 | 61.67% |
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。投与率のうち、脳神経外科48.6%、心臓血管外科43.2%となっています。
【指標7】d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡〔d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡〕の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
---|---|---|
27237 | 18 | 0.07% |
褥瘡は患者のQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化につながります。褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つにとらえられています。発生数のうち、70歳以上が88.8%となっています。
【指標8】65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
1387 | 1380 | 99.50% |
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。年間を通してほぼ全件実施することができました。
【指標9】身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和 (分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) | 転倒・転落発生率 |
---|---|---|
27664 | 1763 | 6.37% |
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。当院では、チームの活動により身体的拘束を最小化する取り組みを強化しています。
更新履歴
平成28年 8月14日(日)
病院情報の公表 フォーム掲載
平成28年 9月10日(土)
数値データのみ掲載(解説欄、ダウンロードデータは準備中)
平成28年 9月12日(月)
ダウンロードデータ掲載(解説欄は準備中)
平成28年 9月29日(木)
解説欄を掲載
平成29年 6月16日(金)
平成28年度のデータを公開
平成29年 9月 1日(金)
ホームページリニューアル
平成29年 9月19日(火)
平成28年度の様式に合わせデータを追加・修正
平成29年 9月30日(土)
平均在院日数(全国)を修正
平成30年 9月29日(土)
平成29年度のデータを公開
令和元年 9月30日(月)
平成30年度のデータを公開
令和 2年 9月23日(水)
令和元年度のデータを公開
令和 3年 9月28日(火)
令和2年度のデータを公開
令和 4年 9月21日(水)
令和3年度のデータを公開
令和 5年 9月27日(水)
令和4年度のデータを公開
令和6年9月30日(月)
令和5年度のデータを公開
令和7年9月27日(土)
令和6年度のデータを公開