臨床工学課理念
- ME機器を通して患者さんに安心と安全の高度医療を提供します。
臨床工学課基本方針
- 専門的な技量を発揮できるように日々精進します。
- ME機器の安全管理に努めます。
- 多職種と連携を取り、チーム医療を実践します。
臨床工学課とは
臨床工学課は、臨床工学技士という名称の国家資格を持つスタッフが8名在室しています。
仕事の内容は、人工呼吸器、人工心肺装置、血液透析装置・高気圧酸素治療器などの操作を行います。 またそれらの操作だけでなく、医療機器の保守点検や安全管理なども行います。
チーム医療としては、急患対応やカテーテル検査・経皮的冠動脈形成術施行時、手術施行時に医師・看護師・検査技師と連携し患者さんの治療にあたっています。また、病棟では病室で使用する機器の準備や点検、設定の変更などの指示を受け迅速に対応しています。
24時間体制
群馬県北部では沼田脳神経外科循環器科病院だけが、心臓・大血管系の手術が実施できる施設です。私たちME室のスタッフは、この地域の救急医療の一翼を担っていることを誇りに思い、24時間365日体制で働いています。
臨床工学技士は資格の誕生から35年ほど経ちましたが、これからもさらに高度な医療機器の導入や治療の専門分化が進むと考えられています。この医療技術の進化に答えられるようスタッフ一同努力していきたいと思っています。
業務内容
呼吸療法業務
人工呼吸器、吸入療法機器の操作・管理を主に行っています。人工呼吸器の清掃・定期点検・回路組み立て、患者さんへの使用時の設定の変更や日常点検なども行っています。
人工心肺業務
人工心肺装置、冠灌流装置、補助循環装置の操作・管理を行っています。主に心臓外科手術時の人工心肺装置の操作や患者急変時の経皮的心肺補助装置の操作・管理などを行っています。
血液浄化業務
血液透析・血液濾過・血液濾過透析・血漿吸着・透析機器操作・管理を行っています。透析患者さんや手術後・カテーテル検査後に透析が必要な患者さんに病棟・透析室で血液浄化業務を行っています。
高気圧酸素治療業務
機器設備内の「高気圧酸素治療」ページをご参照ください。
手術室業務
人工呼吸器、人工心肺装置、除細動器、機械出し、関連監視機器操作 脳神経外科顕微鏡操作(ICG補助)などを行っています。手術室のスタッフと協力し、医療機器だけでなく様々な業務の補助を行っています。
心臓カテーテル検査室業務
IVUS(血管内超音波検査)、IABP(補助循環装置)、PCPS(経皮的心肺補助装置)、体外式ペースメーカー操作、ペースメーカー植込み/電池交換(アナライザー/プログラマ操作)、その他カテ室周り補助など様々な医療機器を操作しています。また、看護師の業務の補助も行っています。
ICU業務・CCU業務・病棟業務
人工呼吸器・補助循環装置・患者監視機器操作・ME機器操作などを行っています。主に患者さんに使用している機器の点検が多いですが、その他にも様々な業務を行っています。
保守点検業務・安全管理業務
シリンジ・輸液ポンプ・人工呼吸器・患者監視装置・除細動器・その他ME機器管理の保守点検・安全管理を行っています。病棟で使用した機器の清掃・点検・較正・修理を行い、いつでも使用できる状態にしています。
外来業務
SAS業務・TEE補助(HIT検査)・ペースメーカー外来の補助業務を行っています。それぞれの機器のチェックや使用方法の説明、検査課や看護師の補助を行っています。