「あたたかい心で質の高い看護を実践します」を理念に

このたび、令和7年4月1日より看護部長を拝命いたしました松谷と申します。これまで築きあげられた看護部の実績を継承しつつ、病院理念に基づき、地域医療に貢献できるよう尽力していきたいと思います。
当院は『脳』と『心臓』を専門とする地域に根ざした急性期病院です。その役割を遂行するため多職種協働によるチーム力を最大限に発揮し、24時間365日、患者様の病態に応じた質の高い専門的治療を提供しています。また2009年(平成21年)には社会医療法人としての認定を受け、へき地診療の分野にも力を注いでおり、様々な疾患を抱えていても住み慣れた環境で安心して生活が送れるよう、支援体制の充実に努めています。急性期看護の役割は、生命の危機にある患者様の状態を把握し、安全且つ迅速に医療処置や看護ケアを提供することです。緊急時に対応できる専門的知識・技術の向上は必要不可欠ですが、どんなに厳しい状況であっても、患者様やご家族の気持ちに寄り添い、思いやりの心をもった看護、そして在宅復帰も視野に入れた支える看護の実践を目指してまいります。
当院の看護職員が、看護を通じ感性豊かな人間性を育み、共に働く職員一人ひとりの価値観を大切にし、互いに支え認め合い切磋琢磨しながら成長していける、そんな職場環境を目指し取り組む所存です。
今後も医療・介護情勢は厳しさを増していくことが予想されますが、『地域に不可欠な病院であり続ける』ために、患者様ご家族をはじめ地域の皆様の期待に応えられるよう、皆様からの「声」に耳を傾け日々努力する所存でおりますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
看護部長 松谷 信枝