当院の専門である、脳・心臓を中心とした人間ドックですので、自信と誇りを持ってお勧めしております。

 脳内出血・くも膜下出血は一度発症してしまうと、その後の社会復帰が困難となります。通院・内服・検査・リハビリなど必要になることが多く、経済的・時間的負担は大きいです。

 特にくも膜下出血に関しては、発症時に3~5割の方が亡くなっています。死に至らなくとも、かなりの割合で後遺症を残し、社会復帰が困難となります。全く後遺症を残さずに社会復帰できた方は、非常に稀です。

 病気をしない・させない予防が、非常に大切です。

脳ドック

 脳梗塞・脳出血など一度発症してしまうと、後遺症はその後の生活に大きな影響を与えてしまいます。
 そうならないためにも、予防という考え方は大切です。
 当院は脳と心臓を中心とした診療所としての誇りと自信を持って、脳ドックをお勧めしています。

  ※検査の各項目をクリックすると検査の説明が表示されます。

基本コース:22,000円

頭部MRI/MRA

脳を撮影し、無症状の脳梗塞・脳出血の有無や、首から上の血管を撮影し閉塞・狭窄・動脈瘤(血管のこぶ)を調べます。

オプション1:27,500円

心原性脳塞栓症検査

<ホルター心電図>24時間心電図を記録する装置を前胸部に貼り付け、運動中や睡眠中の心電図を記録し、不整脈の有無を調べます。
<心臓・頸動脈エコー> 超音波にて心臓と首の血管を検査します。心不全・動脈硬化等の有無を調べます。

オプション2:5,500円

血液検査

貧血・肝機能・腎機能・コレステロール・糖尿病・凝固検査を行います。聞き慣れない「凝固検査」というのは、「血の固まりやすさ」を検査します。血が固まりやすいということは、切り傷等ですぐに血が止まっていいのではと思われますが、血管内で固まってしまっては脳梗塞・肺塞栓・心筋梗塞等のリスクが高くなります。

オプション3:2,200円

骨密度検査

骨粗鬆症の検査です。骨の密度を同性の20歳の平均・同年代の平均と比べます。

オプション4:無料

簡易もの忘れ検査

脳機能を数値化し、客観的に表します。

お申し込み・結果説明

TEL:0278-22-1188 までお電話頂くか、直接窓口にてお申し込み下さい。
結果は2週間程度でご自宅へ郵送致します。

肺ドック:11,000円

 2020年のがんの部位別死亡率の統計では、男性1位・女性2位となっています。(出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計))
 男性では、以前は胃がんが1位でしたが1960年代に減少し、以降横ばいとなり、増加傾向にあった肺がんが1990年代後半に胃がんを抜き1位となりました。その後も増加傾向にあります。
 女性では、男性と同じく以前は胃がんが1位でしたが、1970年代後半に減少・横ばいとなり、最近は1位大腸がん、2位肺がんとなりました。また近年は女性の喫煙率増加に伴い、肺がん発生率の増加が懸念されています。

検査内容

胸部~上腹部まで(肺・肝臓・胆嚢・胆道・膵臓・腎臓)をCT撮影し、専門医が判定します。

お申し込み・結果説明

TEL:0278-22-1188 までお電話頂くか、直接窓口にてお申し込み下さい。
結果は2週間程度でご自宅へ郵送致します。

血液がんドック

 このドックは、採血のみ行います。以下の項目よりお選び頂けます。
 血液がんドックの注意事項として、あくまでも補助的な検査です。
 結果が陽性であったらすぐに「あなたは○○癌です」という訳ではありません。
 改めて確定診断を行うための精密検査を行い、その結果により診断します。
 誤解を避けるため、当院では結果を直接医師より説明致します。

  ※検査の各項目をクリックすると検査の説明が表示されます。

肝臓:2,750円

AFP

胎児の血清中に見られるタンパク質ですが、出生後は消失します。しかし肝臓がんになると、再び血清中に増えてきます。
全ての肝臓がんでAFPが増えるわけではありませんが、AFPが増えるがんに関しては、血液検査で早期発見・治療後の経過観察・再発の発見に欠かせません。また肝臓がん以外でもこの値が高くなることがあります。 肝硬変や肝炎等で肝細胞の壊死が強い場合にも、この値が高くなることがありますので、一概にこの値が高値だからと言って、すぐに「肝臓がんだ!」という事はありません。

PIVKA-Ⅱ

これは肝臓で合成されるタンパク質の材料です。肝臓がん等の障害があると、肝臓で正常に代謝されずに、この材料が増えてきます。
AFPと相関関係がないので、同時測定することにより、肝臓がんの診断率を高めます。
しかしワーファリンというお薬を服用されている方は、この値が高くなることがあるため、単独での診断意義は低くなります。

胆道・膵臓:2,200円

CA19-9

膵臓がん・胆道がんで陽性となる確率が高いです。また胃がん・大腸がん・肝臓がん・肺がん・乳がん・卵巣がんでも陽性になる確率は比較的高いです。
悪性腫瘍だけで無く、膵臓・胆道・肝臓の慢性疾患(糖尿病や慢性膵炎・慢性肝炎・胆石症など)でも高値となることがありますので、この値単独で判断することは少なく、他の項目と併せて検査されることが多いです。

DUPAN-2

膵臓がん・胆道がん・肝臓がんで陽性となる確率が高いですが、食道がん・胃がん・大腸がんなどでは陽性率は低いです。
また膵炎では、急性・慢性を問わずこの値は低値です。
この腫瘍マーカーと他の腫瘍マーカーには相関がないため、上記のCA19-9と併せて検査することにより、診断率が向上します。

消化管:3,300円

CEA

胎児の消化器細胞にだけ存在するタンパク質の一種ですが、がん細胞が存在するとこの値が高値になることが多いです。消化器系のがんで陽性になる確率は高いのですが、様々な臓器のがんで作られるため、スクリーニング目的で検査されることが多いです。 またこの物質を作るがんは、手術によって取り除かれると、速やかに値は低値となります。そのため再発や転移などの指標となります。

SCC

扁平上皮がんにおいて陽性となる確率が高いです。そのため食道がん・肺がん・子宮頚部扁平上皮がんを診断する指標として用いられることが多いです。またがんの進行度をよく反映するため、がんの治療効果や経過観察にも有用です。 他の腫瘍マーカーと同様に、扁平上皮が存在する臓器の疾患でも高値となることがあるため、急激な値の上昇には注意が必要です。

ピロリ抗体

ヘリコバクター・ピロリ菌に対する抗体です。この菌の感染と胃がんの発生には相関関係があるため、この菌の感染があると除菌を勧める場合が多いです。
ピロリ菌抗体は、除菌後も数ヶ月は残るため、除菌判定に用いるのは不向きです。ピロリ菌に感染しているかを調べるには、この血液検査の他に、尿素呼気試験と糞便中のピロリ抗原検出があります。

肺:3,850円

CEA

胎児の消化器細胞にだけ存在するタンパク質の一種ですが、がん細胞が存在するとこの値が高値になることが多いです。消化器系のがんで陽性になる確率は高いのですが、様々な臓器のがんで作られるため、スクリーニング目的で検査されることが多いです。 またこの物質を作るがんは、手術によって取り除かれると、速やかに値は低値となります。そのため再発や転移などの指標となります。

SCC

扁平上皮がんにおいて陽性となる確率が高いです。そのため食道がん・肺がん・子宮頚部扁平上皮がんを診断する指標として用いられることが多いです。またがんの進行度をよく反映するため、がんの治療効果や経過観察にも有用です。 他の腫瘍マーカーと同様に、扁平上皮が存在する臓器の疾患でも高値となることがあるため、急激な値の上昇には注意が必要です。

Pro-GRP

ガストリン放出ペプチド前駆体というタンパク質です。一部の肺がんで早期から陽性となり、他の腫瘍マーカーと比べて信頼性が高いという特徴があります。
しかし腎臓で代謝されるようで、腎機能が落ちていると高値を示す場合があります。

膀胱:1,650円

NMP22

細胞核内に存在する蛋白質が、細胞死により可溶型となり体液中に出現した蛋白質の一部がNMP22であると、考えられているようです。
この蛋白質は、尿路上皮癌・膀胱癌・腎盂尿管癌で上昇することが知られています。

甲状腺:1,650円

サイログロブリン

甲状腺でのみ作られるタンパク質です。そのため甲状腺疾患には、きわめて有用な項目となります。
この値が高値だからと言ってすぐに悪性疾患が疑われるわけでは無く、他に高値を示す疾患との鑑別が必要になります。

前立腺:1,100円

PSA

前立腺にのみ存在するタンパク質です。前立腺疾患で上昇するため、癌だけでなく肥大症でも高値を示すことがあります。また加齢と共に血中濃度は上昇するため、年齢を考慮した判定が必要です。

子宮・乳房:3,300円

CA15-3

初期の乳がんでは殆ど陽性を示しませんが、再発や転移性乳がんでは陽性率が高くなります。そのため治療後のフォローアップに用いられることが多いです。
転移の場合も転移先の臓器により陽性率に差があり、骨・リンパ節よりも肝臓・胸膜などの内臓転移のほうが陽性率が高くなります。
乳がん以外にも卵巣がん・子宮がん・膵臓がんでも陽性を示す場合があります。

CA125

卵巣がん・子宮がんに特異的な腫瘍マーカーです。胎児の身体を覆う上皮から発生するタンパク質が元となっているため、卵巣がんの検査として有用です。
がんの進行と共に陽性率・血中濃度は上昇するため、治療後の判定や再発予測に用いられます。
この値は、妊娠初期や月経時・閉経前では一時的に上昇することがあるため、この場合は日を変えて採血する必要があります。

SCC

扁平上皮がんにおいて陽性となる確率が高いです。そのため食道がん・肺がん・子宮頚部扁平上皮がんを診断する指標として用いられることが多いです。またがんの進行度をよく反映するため、がんの治療効果や経過観察にも有用です。 他の腫瘍マーカーと同様に、扁平上皮が存在する臓器の疾患でも高値となることがあるため、急激な値の上昇には注意が必要です。

お申し込み・結果説明

 予約は不要です。直接窓口へお申し込み下さい。
 食事制限や事前連絡が不要ですので、当日実施が可能です。外来患者さんと順番に検査を行いますので、来院後すぐに検査が実施出来ない事があります。
 平日の午前中は非常に混雑している場合がありますので、比較的空いている平日の午後の実施をお勧めします。

 ドック結果は、2週間後に来院して頂き、直接医師より説明を行います。
 担当医師が不在の場合もありますので、結果をお聞きなられる場合は、お手数ですが一度お電話にてご確認下さい(担当医が日曜日の当番の場合もあります)。

ピロリ菌ドック

 胃がんによる死亡率は、2020年の統計では男性2位・女性5位となっています。(出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計))
 この胃がんの原因の一つが「ヘリコバクター・ピロリ」の感染であると、最近の研究でわかってきました。
 ピロリ菌は日本人の2人に1人が感染し、50歳以上においては7~8割の確率で感染していると言われています。
 当院のドックは、3種類(便検査・血液検査・呼気検査)を用意しております。いずれかを選んで頂き実施します。
 既に胃痛・胸焼け等の自覚症状がある場合は、消化器科を受診されることをお勧めします。

 除去までを目的とする場合は、除去前に行った検査を除去後にもう一度行うのが一般的です。
 そのため準備が必要ですが、簡易ですぐ実施出来る呼気検査が人気です。

  ※検査の各項目をクリックすると検査の説明が表示されます。

便検査:1,650円

 便中に含まれるピロリ菌を直接調べるので、信頼性は高いです。
 特別な事前準備は必要ありませんが、専用容器に便を採取する必要があります。

血液検査:1,650円

 採血を行い、ピロリ菌の抗体を検査します。
 ピロリ菌に感染している場合は、抗体が作られますので、間接的にピロリ菌の有無を調べられます。
 しかしピロリ菌を除去を行った場合、この抗体が消失するまで非常に時間がかかるので、除去を目的とする場合は他の検査に比べ不向きです。
 また、人によってはピロリ菌に感染しているにも関わらず抗体が作られない方もいるため、偽陰性となる場合があります。
 採血のみなので、事前に特別な準備は必要ありません。

呼気検査:4,950円

 現在最も一般的な検査方法です。ピロリ菌は特殊な酵素を作り、胃壁に住み着いていますので、その酵素を検出します。
 特殊なお薬を内服して頂き、内服前と後の呼気を採取します。
 そのため空腹で実施する必要があり、専用の薬剤を使用するため上記の2種に比べ費用は高めとなっています。
 またピロリ菌だけで無く、口腔内にも似た酵素を作る常在菌がいますので擬陽性となる事もあります。
 食事をしていると検査できない場合があるので、空腹時に行います。

お申し込み・結果説明

 予約は不要です。直接窓口へお申し込み下さい。
 当日実施が可能ですが、呼気検査は事前準備が必要になるため、当日実施出来ない場合もあります。
 ドックの結果は2週間程度でご自宅へ郵送致します。

ピロリ菌除去治療

 胃カメラ検査等によりピロリ菌感染による胃潰瘍などの所見が認められた場合は、保険診療にて除去治療を受けることができます。
 そうでない場合には、自費による除去治療となります。

ピロリ菌除去治療薬(1週間分)と除去後の判定検査:14,300円