令和6年4月21日(日)、草津町総合保健福祉センターにて群馬県認知症疾患医療センターの指定後、第8回目となる住民公開講座~認知症に寄り添い、住み慣れた地域で暮らす~を草津町総合保健福祉センターにて開催しました。ここ数年はコロナ禍による感染症拡大防止の観点からWEBでの開催が続いていましたが今回、4年ぶりに対面で開催しました。また、初の試みである草津町での開催であり、当院からは遠隔地ということもあって参加者はごく少数となってしまうことを懸念しておりましたが蓋を開けてみれば地域住民をはじめ、医療・介護の専門職の方など、多くの方々にご参加いただきました。
はじめに『認知症疾患医療センター活動報告』と題し、吾妻脳神経外科循環器科及び認知症疾患医療センターの概要や事業内容、活動実績などについてご報告いたしました。続いて、当院の理学療法士3名による『認知症予防体操』を行いました。国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた「コグニサイズ」を中心に体操のレクチャーを行いました。会場参加型であった事もあり、皆様にも熱心にお付き合いいただき、会場全体に一体感が生まれ、非常に盛り上がりました。最後に、当院認知症疾患医療センターのセンター長である久保田院長が『認知症に負けない』と題し、講演を行いました。加齢に伴うもの忘れと認知症の違い、認知症の症状や予防方法などについて分かりやすく説明しました。参加者の方々が講演に聴き入っている様子や熱心にメモを取られている光景が見受けられ、認知症に対する関心が地域で高まっているのを感じました。
今後も定期的に開催するとともに、ご希望の多い認知症患者への対応方法や福祉サービスなどについても皆様に情報提供していきたいと考えています。
久保田センター長による講演
認知症予防体操
認知症疾患医療センター活動報告