10月29日(日)、東吾妻町コンベンションホールにて認知症疾患医療センターの指定後、第2回目となる住民公開講座~認知症に寄り添い、住み慣れた地域で暮らす~を開催しました。地域住民の方をはじめ、医療・介護の専門職の方など、前回を大きく上回る約360名のご参加をいただきました。当日は雨の降るあいにくの天気だったものの、大盛況でした。
プログラムについては、はじめに当院認知症疾患医療センターのセンター長である久保田院長が『認知症を予防する』と題し、講演を行いました。加齢に伴うもの忘れと認知症の違い、認知症の症状や予防方法などについて分かりやすく説明しました。参加者の方々が講演に聴き入っている様子や熱心にメモを取られている光景が見受けられ、認知症に対する関心が地域で高まっているのを感じました。
続いて、センター事務局の竹之内より『認知症疾患医療センター事業報告』と題し、吾妻脳神経外科循環器科及び認知症疾患医療センターの概要や事業内容、活動実績などについてご報告しました。
最後に、当院の理学療法士3名による『認知症予防体操』を行いました。国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた「コグニサイズ」を中心に体操のレクチャーを行いました。会場参加型であった事もあり、皆様にも熱心にお付き合いいただき、会場全体に一体感が生まれ、非常に盛り上がりました。
また、アンケート結果では、ご満足いただいた内容の回答が多く、「楽しく、分かりやすい説明で勉強になりました。」、「来年もやってください。」、「吾妻脳外がとても身近になりました。その時がきたら安心して受診できる気がします。」など、多くのお褒めの言葉を頂戴しました。
今後も定期的に開催するとともに、アンケート結果を踏まえ、ご希望の多い認知症患者への対応方法や福祉サービスなどについても皆様に情報提供していきたいと考えています。