9月25日(日)、中之条町ツインプラザにて群馬県認知症疾患医療センター指定後、初めての住民公開講座~認知症に寄り添い、住み慣れた地域で暮らす~を開催しました。地域住民をはじめ、医療・介護の専門職の方など、約250名のご参加をいただき、大盛況でした。
プログラムについては、センター事務局の竹之内より『群馬県認知症疾患医療センター吾妻脳神経外科循環器科事業報告』と題し、センターの概要や事業内容、相談窓口などについてご報告しました。次に『吾妻郡内の認知症相談窓口・利用できる施設等について』と題し、東吾妻町地域包括支援センターの髙橋いづみ所長より、各町村ごとに認知症サポート医の先生や利用できる介護サービス事業所などについてご説明がありました。また、休憩時間を利用して当院の理学療法士による『脳トレ体操』を行いました。参加者の皆様が熱心にお付き合いいただいている姿が非常に印象に残りました。
最後に特別講演として、当院認知症疾患医療センターのセンター長である久保田一雄院長が『認知症を知る』と題し、講演を行いました。講演では、加齢に伴うもの忘れと認知症の違い、認知症の症状や予防方法などについてわかりやすく説明しました。参加者の方々が講演に聴き入っている様子や熱心にメモを取られている光景が見受けられ、認知症に対する関心が地域で高まってきているのを感じました。また、アンケート結果では、ご満足いただいた内容の回答が多く、「人生の学習になりました」、「毎年やってほしい」、「とても楽しい時間でした」など、多くのお褒めの言葉を頂戴しました。
今後も定期的に開催するとともに、アンケート結果を踏まえ、ご希望の多い認知症患者への対応方法や福祉サービスなどについても皆様に情報提供していきたいと考えています。