脳梗塞はとても怖い病気です

 脳梗塞は、脳の血管が狭くなったり、血栓(血の塊)が血管に詰まったりして、脳に酸素や栄養が送れなくなる病気です。

 この画像のように、血栓により血流が途絶えてしまい、先の組織が傷害を受け、手足のマヒなどの症状が起こります。
平成17年10月、脳梗塞の治療方法のひとつとして「t-PA」という種類の薬剤が保険適応となりました。

 発症後4.5時間以内の脳梗塞に対し、t-PAの点滴静注で、血管に詰まった血栓を溶かし血流を回復することが期待できます。
 脳梗塞の発症後4.5時間以内にt-PA治療を行うと、三ヶ月後にほとんど後遺症が無く社会復帰できた割合は37%で、処置しない場合より5割高いというデータがあります。 ただし、このお薬は脳卒中専門医及びCT・MRIが24時間緊急に対応できる病院でしか使用できません。
 また、このお薬は閉塞(発症)してから時間が経過するほど、その効果が激減してしまいます。
 後遺症を残さずに社会復帰する可能性を高くするには、脳梗塞が発症したら、専門病院を出来るだけ早期に受診し、治療を開始することが重要です。

※沼田脳神経外科循環器科病院は、t-PAを使用することが可能です。

脳卒中・心筋梗塞は 1分1秒

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