特発性正常圧水頭症(NPH)
〇主な自覚症状
- もの忘れ
- 歩きづらい
- 失禁
上記の三つの症状を認めたら、特発性正常圧水頭症の可能性があります。
特発性正常圧水頭症は「治療可能な認知症」として知られています。早期診断、早期治療により症状の進行を軽いうちに抑える必要があり、専門の検査と手術で良くなります。
低髄液圧症候群・脳脊髄液減少症
〇主な自覚症状
- 痛み・・起立性頭痛、頸部痛、背部痛、腰痛、四肢痛
- 脳神経症状・・めまい、聴力障害、耳鳴り、咽頭違和感、顎関節症、味覚障害、嗅覚障害
- 自律神経症状・・微熱、血圧異常、脈拍異常、動悸胃腸障害(腹痛・腹満・便秘・下痢)、レイノー症状(手足の冷感・皮膚色の変化)、発汗異常
- 大脳機能障害・・記憶力低下、思考力低下、集中力低下、睡眠障害、うつ
- その他・・倦怠、易感染症、リンパ管腫脹、内分泌障害
自覚症状を上げるとキリがないですが、以下に上げる項目に該当する場合は、この病気の疑いが強くなります。
- 横になっていると症状が軽快する。
- 低気圧が近づくと症状が悪化する。
- 午後から夕方にかけて症状が悪化する。
- 発熱・下痢など脱水症状で症状が悪化する。
- 梅雨時・夏に症状が悪化する。
- 点滴治療で症状が改善する。
- 発症に先がけて軽微な外傷がある。
脳と髄液の検査を行い、治療で良くなる可能性があります。