沼田クリニック
沼田クリニックは、脳と心臓の専門性及び総合的な外来機能と在宅での療養も支援する高機能な在宅療養支援診療所です。

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勝手に外へ出かけようとするときは(徘徊)


徘徊について

 徘徊は、今自分が居る場所が現在の自分にとって馴染みのない環境・居心地の悪い環境であったり、違和感を感じる場所であるため、安心できる場所を求めて、例えば生まれ育った家であったり、以前勤めていた会社であったり、自分の居場所を求めるための行動だそうです。何かしらの目的があるため、それを邪魔されぬようこっそり出かけます。

 また抑制されればされるほど、何が何でも出かけようとするようです。

 本人はその目的を達成するために目的地に向かうのですが、記憶障害のため途中で本来の目的を忘れてしまい、また現在地がわからなくなってしまいます。そのままどこか遠方まで行ってしまいます。

 自宅周辺ならまだしも電車などで遠くへ行き警察に保護された、自転車を運転して事故を起こしたなどのニュースにもなることがあります。

 そのようなことにならないように、ベットへ縛り付けたり、自室へ閉じ込めておきたくなる気持ちにもなります。 

 このようなことをしても、本人は迷子になったことや家族に迷惑をかけてしまったことを覚えていなかったり、いくら論してもわかってもらえません。「何もしていないのに、なぜ閉じ込めるか」「こんな扱いは理不尽だ」と感じます。そして暴力的になったりとますます認知症状や問題行動が酷くなることが多いです。

 このような時には、「送りますよ」など声をかけて一緒に歩き、折を見て「そろそろ帰りましょうか」と誘導してみて下さい。

 常に見ているわけにもいかないと思いますので、迷子になってしまった場合に備えて、洋服などに連絡先を縫い付けておくのも良いでしょう。

 ですが、すべての洋服に縫い付けるのは大変です。外出時には必ず身につける(であろう)「靴」に目立たないように連絡先をくっつけておくのも良いかもしれません。

 他にも、過去に本人が習慣的に訪ねていた場所や馴染みの場所、習慣的に行っていた行動(趣味など)などをあらかじめ確認しておくのも良いです。

 厚生労働省のホームページにて各都道府県の行方の分からない認知症高齢者等に関わる情報が乗せられています。

認知症の方との良い接し方、上手な対応方法、具体的な対処方法など

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