収集癖について

 ものを集める理由としては、孤独感から周りの注目を引こうとものを集めていたり、物不足の不安から集めていたり。また貴重なものだからとっておく、非常時にないと困るから集めておこう、と考えているかもしれません。それ以外にも、どこに片付ければ良いのか分からないから、ここにしまっておこうと考えているかもしれません。

 家族にとってはゴミでも、本人にとっては意味のあるものが集められています。

 毎日コツコツと繰り返し集め、同じ場所にしまっている場合は、良く記憶しています。そのため勝手に捨ててしまうと、「この家には泥棒がいる!」と騒いだり、あらぬ妄想も出現することもあるため、不衛生であったり危険な物でなければそっとしておくのが良いでしょう。

 収集癖に関しては、本人が手放すことに納得しない限り、勝手に片付けることは認知症症状を悪化させる原因にもなります。逆に言えば、本人を納得させることができれば片付けに応じる(事もある)ようです。

 こればかりは、本人の行動をよく観察する必要があり、集めている理由を聞いてみるのも良いでしょう。

 中には、物がないと不安で何でも持ち帰る方に対して、しまってある場所をものでいっぱいしたら収集癖が直った、というケースもあるようです。

 余談ですが、人気のある収集物に「紙類」が上位に良くあがります。ティッシュペーパー、トイレットペーパー、紙タオル、使い捨てお手ふきなど。オイルショック(1973年頃)の混乱を思い出してまた起きたら大変だ、いざという時のために取っておこう、と考えてるのかもしれません。特にティッシュペーパーやトイレットペーパーなどは、普段でもないと不便ですし、非常時にあると大変助かるものですからね。

問題行動専門もの忘れ外来

 問題行動(怒りっぽい、徘徊、介護拒否、物盗られ妄想、幻覚等)は認知症の合併症状です。認知症と問題行動は同時に診断・治療するをする必要があります。

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