MRI検査をお受けいただく患者様へ

MRI検査とは

非常に強い磁力と電波を利用して体の断面像や血管を撮影することができる検査です。

MRI検査時の注意事項について

  • 検査当日の問診時に体内外金属の有無について確認をさせていただきます
  • 検査は内容によって異なりますが15分~40分程度です
  • 下記に該当するかたは必ず事前にお申し出ください(MRI検査が出来ない場合があります)
  1. 取り外しの出来ない金属があるかた
    心臓ペースメーカー(MRI対応を含む)、植込み型除細動器、人工内耳・中耳、脳動脈瘤クリップ・コイル、神経刺激システム(MRI対応を含む)、シャントバルブ、歯科インプラント、冠動脈ステント、可動式義眼、美容整形による金糸の挿入、消化管クリップ、エキスパンダー、人工関節・固定用金具、磁石式人工肛門(ストーマ)、避妊リング、詳細不明の金属・・・など
  2. 妊娠中または妊娠の可能性があるかた
  3. 刺青・アートメイクをされているかた
  4. 閉所恐怖症があるかた
  5. かつら・増毛パウダー・白髪かくしを使用されているかた
  • 化粧は出来るだけしないか薄化粧でお願いします(マスカラやアイシャドウなどには鉄製分が含まれている場合があり、検査が出来ない場合があります)
  • ネイル(ジェルネイル・マグネットネイル)は事前に落としてからご来院ください
  • カラーコンタクトはできるだけ付けずにご来院ください
  • インスリンポンプ・持続グルコース測定器を装着しているかたはかかりつけ医に事前に相談してください
  • 検査前に検査着に着替えていただく場合があります(出来るだけ金属が無い衣類を身に着けてくるようお願い致します)
  • 検査室へ入室する前に再度チェックをさせていただきます

造影剤を使ったMRI検査について(造影MRI検査)

病変部についてより詳しく調べるために、検査時に造影剤を使用することがあります。安全なお薬ですが稀に副作用を生じることがあります。また、下記に該当するかたは造影MRI検査が出来ない場合があります。

  • 過去にMRI用造影剤を使用して副作用があったかた
  • 腎臓に障害がある、または腎臓の機能(腎機能)が低下しているかた
  • 気管支喘息があるかた(または治療中のかた)
  • アレルギー体質のかた
  • 透析を導入されているかた

※造影剤を使用するにあたって、検査前に同意書を記入していただきます。

検査終了後は通常通りの生活をしていただいて構いません。造影剤は尿として排泄されるため、できるだけ多めの水分を摂るようにしてください。

また、ご帰宅後に副作用が生じる場合が稀にあります(遅発性副作用)。体調に変化などありましたら、かかりつけの医療機関にご相談ください。

MRI検査当日の食事について

  • 造影剤を使わない検査(単純MRI検査)
    • 腹部・骨盤検査
      • 午前の検査・・・朝食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
      • 午後の検査・・・昼食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
    • それ以外の検査
      • 食事や水分制限はございません
  • 造影剤を使う検査(造影MRI検査)
    • 午前の検査・・・朝食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
    • 午後の検査・・・昼食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)

十分な説明を心がけておりますが、ご不明な点やご質問があればお気軽にご相談ください。

CT検査をお受けいただく患者様へ

CT検査とは?

ドーナツ状の装置に入り、装置の中にある管球(X線を出すところ)と検出器(X線を受けるところ)が体の周りを360度回転しながら撮影を行い、体の断面像や血管を撮影することができる検査です。

CT検査時の注意事項について

  • 検査当日の問診にて手術歴やアレルギーの既往について確認させていただきます
  • 衣類に金属等が付いている場合には、外していただくか検査着に着替えをしていただきます
  • 検査は内容によって異なりますが5~20分程度です
  • 検査内容によって、息止め(息を吸って止めるを5~10秒程度)を行うことがあります
  • 下記に該当するかたは必ず事前にお申し出ください(CT検査が出来ない場合があります)
  1. 心臓ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)を使用しているかた
  2. 妊娠中または妊娠の可能性があるかた

造影剤を使ったCT検査について(造影CT検査)

病変部についてより詳しく調べるために、検査時に造影剤を使用することがあります。安全なお薬ですが稀に副作用を生じることがあります。また、下記に該当するかたは造影CT検査が出来ない場合があります。

  • 過去にCT用造影剤を使用して副作用があったかた
  • 腎臓に障害がある、または腎臓の機能(腎機能)が低下しているかた
  • 気管支喘息があるかた(または治療中のかた)
  • アレルギー体質のかた
  • 甲状腺疾患のあるかた
  • 糖尿病のお薬を飲まれているかた

※造影剤を使用するにあたって、検査前に同意書を記入していただきます。

※現在飲まれているお薬があるかたは事前にお申し出ください。また、ビグアナイド系糖尿病薬を飲んでいるかたにつきましては、休薬が必要となる場合があります。必ず事前にお申し出ください。
「ビグアナイド系糖尿病薬についてはこちら[ヨード造影剤使用時のビグアナイド系糖尿病薬の休薬について(PDF)]をご覧ください。」

検査終了後は通常通りの生活をしていただいて構いません。造影剤は尿として排泄されるため、できるだけ多めの水分を摂るようにしてください。検査後6時間で約90%、24時間でほぼ全ての造影剤が排泄されます。

また、ご帰宅後に副作用が生じる場合が稀にあります(遅発性副作用)。体調に変化などありましたら、かかりつけの医療機関にご相談ください。

CT検査当日の食事について

  • 造影剤を使わない検査(単純CT検査)
    • 腹部・骨盤検査
      • 午前の検査・・・朝食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
      • 午後の検査・・・昼食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
    • それ以外の検査
      • 食事や水分制限はございません
  • 造影剤を使う検査(造影CT検査)
    • 午前の検査・・・朝食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)
    • 午後の検査・・・昼食は食べないでください(水・お茶は摂っていただいて結構です)

十分な説明を心がけておりますが、ご不明な点やご質問があればお気軽にご相談ください。