急な「泊まり」でも安心を。先回りしたケアを実現する見守り体制
施設には登録定員29名(通い18名、泊まり9名)で、要介護1~5の幅広い方々にご利用いただいています 。柔軟なサービスを提供するなかで課題となっていたのが、急なお泊まりを利用される際の転倒リスクでした。
いつもと違う室内環境に戸惑われる利用者様に対し、これまでは足元に敷くマット(フットコール)などを活用していました。しかし、マットを踏んでアラーム音が鳴った時点ではすでに立ち上がっておられることが多く、歩き出しの介助が間に合わないこともありました。

そこで、「泊まり」用の9床に対し、見守りセンサー「ネオスケア」を5台導入しました 。ベッドからの「起き上がり動作」の段階で感知するため、スタッフが先回りして、ゆとりを持ったお手伝い(介助)ができるようになりました 。また、センサーは移動や設定が簡単なため、その日にお泊まりになる方の歩行状態やADL(日常生活動作)に合わせて、必要な居室へ柔軟に入れ替えて活用しています。
プライバシーと、穏やかな夜の環境を守るための工夫
医療ニーズの高い方や、静かな療養時間を必要とする方が多いからこそ、「ナーシングケア本町通り」では生活環境への配慮も欠かしません。
アラーム音の出ないスマートな通知
動作アラームの通知は、介護記録システムやインカム機能が搭載されたスマートフォンを経由し、職員が装着するワイヤレス骨伝導ヘッドホンへと届きます。これにより、他のお部屋で休まれている利用者様を起こしてしまうこともなく、夜間も静かで穏やかにお過ごしいただけます。
視認性とプライバシーの両立
画面に映る映像は、個人情報やプライバシーを守るために「シルエット(影の形)画像」に変換されています。シルエットでありながら、手元の小さなスマホ画面からでも利用者様の細かな動作を十分に確認・判別することができるため、スタッフも安心して見守ることができます。


これからの想い「より安全な見守り」と「ご家族への安心」を目指して
今後は、お泊まりいただける全9室すべてにこの見守り機器を導入したいと考えています。最新技術を上手に取り入れながら、「利用者様へのより安全な見守り」と「ご家族の安心」へとつなげ、同時にスタッフたちの心と体の負担も優しく軽減していきたいと語ります。
「ナーシングケア本町通り」は、これからも地域に寄り添い、利用者様が住み慣れた場所で最期まで安心して過ごせるよう、温かく質の高いケアを追求し続けます。